DVDを観てハァハァしようがガクガクブルブルしようが,観ているものの勝手である。使い方は売り手の決めることではない。
quote:トリトン・テクノロジーズ社はDVD作品を空きディスクに完全にコピーするソフト,DVDコピーウェアを発売する。現在,DVDコピーソフト大手の321スタジオズ社も米国映画教会と係争中だ。同種のソフトはネット上で多数販売されているが,映画業界は小売り流通に流れることに対して特に懸念を示している。
自分が買ったDVDをコピーすることを,本当はできるのに認めない,ということはどういうことなのだろうか? 別に,ディスクが読めなくなる予備のためにコピーしておきたいんですなんてとってつけたきれい事を云う気もない。毎度ディスクを出し入れするよりはイメージとしてハードディスクに置いといた方が楽だし,ムービーファイル化してもいいけどハードディスク容量があまっているならディスクイメージの方が適当だ。大切なものなら棚の奥にでもしまっておきたいと思うのは当然だし,だからコピーする。もちろん,それをネットで流すことだってもちろんできるが,だからすべてを禁止するというのはお粗末だ。
とは云えまだ映画業界はまともな方。映画のDVDを2000円以下で売って売り上げを保っている様は,音楽CD作ってるバカよりは数段賢く,たとえ違法コピーがいまの10倍になったって大丈夫だ。だがまぁそもそもどんなふうに購入したものを使用するか,どんなふうに楽しむかにとやかく云われる筋合いはない。「法律は守ろう」としか云えない人は,あしたからDVDを観るときは逆立ちして観てくださいというお達しでも聞いてくれるだろうから指差して笑っていい。つまるところ,DVDなんてコピーされて当たり前,そしてネット上にあって当たり前,それに文句を云う人たちはDVDなんか売らなくていい。乞食でもしてろ。
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